病院の特徴
リウマチ・アレルギー疾患の我が国の基幹医療施設
国立病院機構相模原病院は、我が国のリウマチ・アレルギー疾患に関する診療・臨床研究の基幹施設として位置づけられています(平成17年度厚生省リウマチ・アレルギー対策委員会報告書)。
昭和51年に国立病院初の臨床研究部(1部5室)が組織され、平成12年に臨床研究センター(5部15室)に改組されました。臨床研究センターでは、診療部各科との連携の下、各種疫学調査研究、診断・治療法の開発、花粉・カビなどのアレルゲンモニタリングと各種関連情報に加え、得られた研究結果を国内外の学会・論文で情報発信しています。
国立病院機構相模原病院臨床研究センターの特徴の1つは、新規研究の成果が、すぐに日常診療に活かすことができるということです。
食物アレルギー、薬物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・花粉症、アトピー性皮膚炎、その他の稀なアレルギー疾患及び関節リウマチや膠原病、等についても種々の検査を実施し、適切な治療法を確定します。
地域医療支援病院として専門的な医療を提供する総合医療施設
一般総合診療のほか、一般医療機関では対応困難な急性期医療、専門医療の提供を地域の医療機関と連携・協力して行っております。相模原市の二次救急医療輪番体制にも、内科・外科・小児科・循環器疾患・消化器疾患・産婦人科疾患など各診療科において対応しています。
「がん診療」においては、国立病院機構相模原病院で標準的医療を提供するとともに、必要時には近隣の大学病院などとも連携して診療にあたっています。「胃腸などの消化管・肝胆道疾患」においては、消化器内科・外科・放射線科の密な連携のもと、インターベンション治療(血管内カテーテル治療など)を含めて最良の治療法が選択できる体制で診療を行っています。
また、最近は多くの疾患において「腹腔鏡下手術」が増加しており、国立病院機構相模原病院は積極的に取り入れています。「循環器疾患」においても、インターベンション治療を含めて緊急に対応ができるよう努めております。