脊椎外科は、 整形外科の分野のなかでも高度な技術と専門性を要求される分野で、首や腰など背骨やその中を通る神経の疾患を治療の対象としています。
当センターでは、より高度で専門化した脊椎脊髄外科として診療に当たっています。
特に、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患に対する内視鏡手術に力を入れており、手術件数は神奈川県内ではトップレベル、全国でも有数の手術件数を誇ります。
脊椎内視鏡手術だけで年間400件以上の実績がありますが、内視鏡手術に限らず、安全で体への負担の少ない治療法で、自分自身も受けたいと思う治療を提供することを心がけています。
そのほか、頚椎から腰椎までのあらゆる脊椎疾患(頚椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折、腰椎分離すべり症)に対しても、脊椎指導医の資格を有した医師による専門的な治療を行っております。
診療所やクリニックで治療をしても症状が改善しない場合は、専門的治療(ブロック注射や手術)で症状を緩和できる可能性があります。
現在は外来患者数増加に伴い、待ち時間短縮の目的で初診外来は完全予約制となっております。ご受診希望の際には紹介状と事前の電話予約が必要となりますので、脊椎疾患でお困りの方は電話でご相談下さい。
*近年、脊椎内視鏡手術を希望する患者さんの急速な増加に伴い、診療にあたっている医師やスタッフの負担が非常に大きくなっております。多くの患者さんにお越しいただき大変ありがたいことではありますが、脊椎治療センターの外来は非常に混雑しており、予約取得をしにくい状況が続いております。
それに伴い、大変恐縮ではありますが、内服薬処方のみを希望の方、診断書作成のみを希望の方など手術や専門的な治療が必要と判断し難い患者さんについては、信頼のできる近隣の整形外科クリニックへご紹介させていただくことがございます。
全国からお越しいただく脊椎疾患でお困りの患者さん全員を治したいと情熱を持って治療にあたっており、手術の技術・速さ・正確性は全国でもトップレベルを維持するよう努力しております。しかし一方で、当センターの医師も1人の人間であり、現在の質の高い医療を維持するためには、仕事量や診療できる患者数の限界があることをぜひ、ご理解いただけますと幸いです。
≪受診方法≫
①診療所やクリニックで脊椎治療センター宛ての紹介状を作成
②当院予約センター(042-742-8317)へ電話し予約
または、オンライン診療を予約
(オンライン診療は手術相談が目的の外来ですが、来院が不要で早く予約できる可能性があります)
*オンライン診療は、当センターの予約待機日数を短くするために2024年8月より開始しました。
受診にはクレジットカードが必要ですが、ご自宅でスマートホンで受診が可能です。
アプリ登録などを行なっていただくにあたり、操作についてご不明な点がございましたら、患者様専用サポートデスクまでお問合せください。
https://clinics-support.medley.life/hc/ja
0120-13-1540 (対応時間:平日9時00分~18時00分)
我々は、自分自身や大切な家族が受けたいと思う治療を患者さんに提供することを心がけています。
「年のせい」といってあきらめることはせず、できる限り手術以外の治療法を試み、手術が必要となった際にも、患者さんの体への負担を最小限にできる術式で治療できるよう尽力しています。
当センターでは、手術の際は必ず外来での主治医が執刀します。知らない医師が入院後に担当医になることはありません。外来で信頼関係を構築したその医師が手術の執刀と病棟主治医を務めます。誰しも手術は不安であり、手術の不安を取り除くことも自分自身の受けたい思う治療に繋がると考えているからです。
人は年齢を重ねると、皮膚に皺ができたり白髪ができてくるのと同じように、背骨の形も変形をしてきます。レントゲン画像では 背骨のかたちが変わっていても、その場所が患者さんの困っている症状と関係していると限りません。私たちは画像所見を治すのではなく患者さんの症状を治すことを重視し、どこの神経がどの場所で障害されているかを徹底的に細かく診断したうえで、 その場所をピンポイントで治療するようにしています。
当院は国立病院機構ですので、あえて高額な術式を選択したり、大きな手術を行い病院の収益を上げるように画策することはありません。我々は手術の際も「自分が患者さんの立場だったらこの手術方法を受けたいと思う術式を選択する」という信念を崩すことなく、可能な限り術後の痛みが小さく、最小限の負担で最大限の効果が得られるよう、最善の術式を選択するように心がけています。
脊椎の領域では「除圧術」と「固定術」があり、固定術の方が保険点数が高く、大きな手術をした方が収益が高くなります。除圧術は保険点数が低く、内視鏡下除圧術は従来の大きく開ける手術よりも技術的に難しいため、できる医師や病院が限られています。そのため患者さんに内視鏡の術式を選択肢として提示しない医療機関もあります。当院では除圧術も固定術も行うことができ、従来の大きく開ける術式も内視鏡も行うことができるため、全ての術式の中から本当に患者さんにとって最善と思われる術式を選択します。
我々は、安全性が確認された有効な治療法に関しては積極的に導入を行っています。その中でも特に脊椎内視鏡手術は、傷が小さく、術後の痛みが少なく、数日で退院できるなど、患者さんにとって非常にメリットの大きい術式です。 技術的に難しいこともあり、適応を限定して行っている施設もありますが、当院では除圧術は基本的に全例内視鏡手術で行っており、全脊椎手術の91%(448件のうち407件)を内視鏡手術で対応しています。
特に当院では従来手術はもちろん、MEDとUBEの2つの内視鏡手術を行うことができる数少ない病院です。
MEDは日本で最も多く行われている脊椎内視鏡手術です。創の大きさは18mmで、長年行われているため安全性が高く、手術時間が短く、ほぼすべての症例をこのMEDで対応することが可能です。
UBEは現在、日本で最も新しい脊椎内視鏡手術で、内視鏡手術のなかで最も創が小さく、3mm(カメラの大きさ)と5mm(手術器具の大きさ)の2つの皮膚切開を手術を行うことが可能です。2024年4月に適正使用基準が発表され、現時点では実施できる医師と医療機関が限られておりますが、当院では行うことが可能です。より身体の負担は小さいですが、症例によっては行えないこともあります。
腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの患者さんは、非常に良い適応となりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

●脊椎内視鏡手術について詳しく知りたい方へ
●腰部脊柱管狭窄症について
●腰椎椎間板ヘルニアについて
●腰の痛みとしびれに対する脊椎内視鏡手術 傷口2cmの最新治療 - YouTube
当センターでは特に脊椎内視鏡手術を中心とした、低侵襲脊椎手術に力を入れております。
ほかの病院では「内視鏡では手術ができない」と言われた症例や、「固定術など大きな手術しか方法がない」と言われた患者さんであっても、当院であれば内視鏡手術で対応できる可能性もあります。
日本全国から多くの患者さんにご来院いただいており、脊椎内視鏡手術に関しては、神奈川県ではトップレベル、日本全国でも有数の手術件数を誇っております。初発の腰椎椎間板ヘルニアは100%、腰部脊柱管狭窄症も90%以上を内視鏡手術で治療しており、頚椎疾患についても症例によっては内視鏡手術で治療できるケースもあります。
最小限の身体への負担で最大限の効果が得られるよう、常に最先端の手術技術の探求と向上に努めております。
【手術実績】


| 脊椎外科部長 脊椎治療センター長 整形外科医長 |
平井 志馬 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医 日本整形外科学会 脊椎内視鏡下手術・技術認定医 |
|---|---|---|
| 整形外科医長 | 吉田 祐一 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医 医師の臨床研修医に係る指導医 |
| 整形外科医師 | 熊川 義人 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医 |
| 整形外科医師 | 三井 英央 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医 |