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脊椎治療センター

脊椎外科は、 整形外科の分野のなかでも高度な技術と専門性を要求される分野で、首や腰など背骨やその中を通る神経の疾患を治療の対象としています。


受診希望の方へ

当センターでは、より高度で専門化した脊椎脊髄外科として診療に当たっています。
特に、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアを脊椎内視鏡手術で治療することに力を入れており、脊椎内視鏡手術だけで年間約300件ほどの手術実績を誇ります。脊椎内視鏡手術の実績や治療成績はもちろんですが、できるだけ安全で身体の負担の小さい、自分自身も受けたいと思う治療や手術で症状を治すことを心がけています。
そのほか、頚椎から腰椎までのあらゆる脊椎疾患(頚椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折、腰椎分離すべり症)に対しても、脊椎指導医の資格を有した医師による専門的な治療を行っております。
診療所やクリニックで治療をしても症状が改善しない場合は、専門的治療(ブロック注射や手術)で症状を緩和できる可能性があります。
現在は外来患者数増加に伴い、待ち時間短縮の目的で初診外来は完全予約制となっております。ご受診希望の際には紹介状と事前の電話予約が必要となりますので、脊椎疾患でお困りの方は電話でご相談下さい。

≪受診方法≫
①診療所やクリニックで脊椎治療センター宛ての紹介状を作成
②当院予約センター(042-742-8317)へ電話し予約
または、オンライン診療を予約
(オンライン診療は手術相談が目的の外来ですが、来院が不要で早く予約できる可能性があります)

オンライン診療は、当センターの予約待機日数を短くするために2024年8月より開始しました。
受診にはクレジットカードが必要ですが、ご自宅でスマートホンで受診が可能です。
アプリ登録などを行なっていただくにあたり、操作についてご不明な点がございましたら、患者様専用サポートデスクまでお問合せください。
https://clinics-support.medley.life/hc/ja
0120-13-1540 (対応時間:平日9時00分~18時00分)

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当センターの特徴

理念

我々は、自分自身や大切や家族が受けたいと思う治療を患者さんに提供することを心がけています。「年のせい」といってあきらめることはせず、出来る限り手術以外の方法で治療を行い、手術が必要となった際にも、患者さんの体への負担を最小限にできる術式を選択します。

診療体制

月曜日、木曜日、金曜日に専門外来を開設しています。手術は火曜日、水曜日、木曜日で行っています。当センターでは、すべての脊椎手術に指導医資格を持った医師が執刀医あるいは指導的第一助手として必ず参加します。

徹底的に痛みの原因を診断

人は年齢を 重ねると、皮膚に皺ができたり白髪ができてくるのと同じように、背骨の形も変形をしてきます。レントゲン画像では 背骨のかたちが変わっていても、その場所が患者さんの困っている症状と関係していると限りません。私たちは画像所見を治すのではなく患者さんの症状を治すことを重視し、どこの神経がどの場所で障害されているかを徹底的に細かく診断したうえで、 その場所をピンポイントで治療するようにしています。

手術は体への負担が最小限の術式

当院は国立病院機構ですので、あえて高額な術式を選択したり、大きな手術を行い病院の利益を上げるように画策することはありません。我々は「自分が患者さんの立場だったら受けたいと思う治療を提供する」という信念を崩すことなく、可能な限り術後の痛みが軽く、最小限の負担で最大限の効果が得られるように、最善の術式を選択するように心がけています。

脊椎内視鏡手術を導入

我々は、安全性が確認された有効な治療法に関しては積極的に導入を行っています。その中でも特に脊椎内視鏡手術は、傷が小さく、術後の痛みが少なく、数日で退院できるなど、患者さんにとって非常にメリットの大きい術式です。 技術的に難しいこともあり、適応を限定して行っている施設もありますが、当院では除圧術は基本的に全例内視鏡手術で行っており、全脊椎手術の87%を内視鏡手術で対応しています。
特に当院では従来手術はもちろん、MEDとUBEの2つの内視鏡手術を行うことができる数少ない病院です。
MED日本で最も多く行われている脊椎内視鏡手術です。創の大きさは18mmで、長年行われているため安全性が高く、手術時間が短く、ほぼすべての症例をこのMEDで対応することが可能です。
UBEは現在、日本で最も新しい脊椎内視鏡手術で、内視鏡手術のなかで最も創が小さく3mm(カメラの大きさ)と5mm(手術器具の大きさ)の2つの皮膚切開を手術を行うことが可能です。2024年4月に適正使用基準が発表され、現時点では実施できる医師と医療機関が限られておりますが、当院では行うことが可能です。より身体の負担は小さいですが、症例によっては行えないこともあります。
腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの患者さんは、非常に良い適応となりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

従来手術MEDUBE

● 脊椎内視鏡手術について詳しく知りたい方へ
● 腰部脊柱管狭窄症について
● 腰椎椎間板ヘルニアについて
● 腰の痛みとしびれに対する脊椎内視鏡手術 傷口2cmの最新治療 - YouTube

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実績(手術・外来)

【手術実績(2023年度)】
当センターでは特に脊椎内視鏡を中心とした脊椎低侵襲手術に力を入れており、2023年度の脊椎手術件数は347件で、そのうち脊椎内視鏡手術は288件でした。
初発の腰椎椎間板ヘルニアは100%内視鏡手術で対応し、腰部脊柱管狭窄症についても90%以上を内視鏡手術で対応しております。

他の病院で内視鏡で対応できない症例や、固定術など大きな手術を提案された患者さんであっても当院であれば内視鏡手術で対応できる可能性もあります。日本全国から多くの患者さんにご来院頂いており、現在は脊椎内視鏡手術に関しては神奈川県内でトップレベル、日本全国でも有数の手術件数を誇っております。最小限の身体への負担で最大限の効果が得られるよう、常に最先端の手術技術の探求と向上に努めております。

脊椎手術件数

脊椎内視鏡実績件数

内視鏡手術割合

【外来実績】
初診紹介患者数は2020年度から増加しており、2022年度は2019年度と比較し初診紹介患者数は175%増の644人でした。
神経痛は非常に辛い症状であり、日常生活や仕事に支障をきたし、お困りの方が非常に多いため、可能な限り迅速で効率的に診療にあたれるよう心掛けております。

外来実績

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スタッフ紹介

脊椎外科部長
脊椎治療センター長
整形外科医長
平 井 志 馬 日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会 脊椎内視鏡下手術・技術認定医
難病指定医
整形外科医師 吉 田 祐 一 日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医
医師の臨床研修医に係る指導医
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