2026年・27年度小児アレルギー専修医募集のお知らせ
- 現在、相模原病院小児科では2026年4月および2027年4月から小児アレルギー研修を受ける専修医を募集中です。対象は医師免許取得後5年目以降(小児科経験2年以上)の医師です。アレルギー診療の経験は問いません。
- ご希望のかたは本ページ下の【研修に関するお問い合わせ】の必要事項を記載して、下記アドレスへご連絡ください。見学(平日9時-15時の1日)が終わった後に研修の開始時期・期間などの適宜ご相談が可能です。

(迷惑メール対策のために画像になっています。お手数ですが、入力をお願いいたします。)
【研修実績】
- アレルギー研修を志す多くの仲間
毎年3~6名のアレルギー専修医が新たに研修開始しています。アレルギー研修を志す多くの仲間を作り、お互いに切磋琢磨しながら研修できます。 - 幅広い豊富なアレルギー症例
軽症から重症まで偏りのない多数のアレルギー症例を経験可能です。以下は専修医1名が年間で経験する平均症例数です。
- アレルギー疾患の評価と管理(初診・再診 200件)
- 食物経口負荷試験(300件以上)・経口免疫療法(10-15件)
- 各種検査(皮膚テスト100件以上・呼吸機能検査50件以上・薬剤負荷3-5件)
- アトピー性皮膚炎のスキンケアと外用指導(入院10件)
- アレルゲン免疫療法(注射4件、舌下20件)
- 生物学的製剤導入(喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・蕁麻疹5-10件)
【サポート体制・研修環境】
- アレルギー診療の丁寧な指導
経験豊富な複数の指導医による指導を受けて、着実に成長できる環境です。
:初再診の外来・負荷試験に指導医がつき気軽に相談可能
→毎週のカンファレンスで担当した初診外来を全例振り返りフィードバック
:定期外来では事前に指導医と各症例を予習 - 学会発表・論文化
研修1年目から全国規模の国内学会で発表可能で、希望者は海外開催の国際学会での発表も可能です。論文化に関しては、論文コンセプトから執筆、投稿、査読対応まで徹底した指導が受けられ、英文校正や投稿費用についてもサポートがあります。 - 最先端の臨床研究
5件の特定臨床研究、30件以上の臨床研究を実施中であり、最新の小児アレルギーの研究を経験できます。また指導を受けながら新規研究計画の立案・実施も可能です。
【専門医・学位・キャリア形成】
- アレルギー診療能力・アレルギー専門医の取得
短期間で実践的なアレルギー診療のスキルを修得できます。アレルギー専門医教育研修施設であり、3年間の研修でアレルギー専門医の受験資格を取得可能です。 - 学位取得
希望者は順天堂大学連携大学院に入学して、相模原病院で研修しながら学位の取得が可能です。国内留学の方は当院での研究テーマでの学位論文が作成可能です。 - 小児一般疾患の診療経験
相模原市の小児二次救急の7割以上を担当しており、小児一般疾患を年間平均 50例ほど担当することで、小児一般診療のスキルを維持できます。希望者は小児発達領域の診療も学べます。(発達診療を専門とするアレルギー専門医が指導)
【募集要項】
研修期間は3年間を推奨していますが、相談によっては適宜調整可能です(見学時にご相談ください)。
| 対象 | 卒後5年目以降で小児科の臨床経験が2年以上ある医師 |
|---|---|
| 募集人数 | 3-6名 |
| 選考方法 | 当院見学後、先着順(試験なし) |
| 研修期間 | 原則として4月開始、推奨は3年間(応相談) |
| 身分 | 非常勤職員、研修終了後に常勤に変更の場合あり |
| 給与 | 年収約900万(税込)(当直料等含む)、その他に通勤手当支給 |
| 当直 | 月1-2回程度、オンコール当番月数回程度 |
| 外勤 | 相模原市一次救急診療所当番等月2回程度(応相談) |
| 休日 | 土日祝日夜間等は当番日以外の勤務なし 計画的に夏期休暇・冬期休暇を取得可能 |
| 福利厚生 | 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入 |
| 宿舎 | 希望者は利用可能(単身用・世帯用) |
| 保育所 | あり(病児保育対応可) |
| 医局 | ゆったりとした研修医師専用スペース、専用机あり(インターネット・コピー機利用可能) |

【研修先に関するお問い合わせ】
当院小児科の研修へのご応募やご不明点等のお問い合わせは、下記までメールにてご連絡をお願いいたします。

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◇問い合わせに関する注意点
- 小児アレルギー研修をご希望の医師の方は、下記の必要事項をご記入の上、お問い合わせ下さい。見学にお越しいただく日を担当者よりご連絡します。
- 回答の目安は約1週間ですが、セキュリティー対策の関係でメールが正常に受信できない場合があります。1週間経過後も、連絡がない場合はお手数ですが病院代表電話(042-742-8311)までご連絡下さい。
- 必ず連絡がつくメールアドレスをご記載下さい。
- 本連絡先は医師の見学や研修の問い合わせ専用のため、それ以外のお問い合わせには一切回答できません。
◇必要事項
下記をコピーしてメール本文へ貼り付けてご記載ください。
▼コピー:ココから
問い合わせの目的:□研修前の見学 □研修を希望する
(いずれかを■で選んで下さい)(必須)
ご芳名(必須)(氏名・ふりがな)
連絡先メールアドレス(必須)
所属機関(必須) (正式名・ふりがな)
所属機関住所(必須) (正式名・ふりがな)
所属機関電話番号(必須) (正式名)
所属機関FAX番号(正式名)
卒業大学(必須)
卒業年度(必須)
生年月日(必須)
研修歴(必須)
見学の希望日時(おおよそ)
研修の希望期間(おおよそ)
当院に連絡されたきっかけ
希望する見学や研修内容(必須)
自由記載
▲コピー:ココまで
【研修された先生の体験談】
相模原病院で小児アレルギーを研修された数多くの先生方が各地域の大学病院、市中病院、クリニックなどでご活躍されています。研修終了後にも勉強会、学会などで積極的な交流を継続しています。
1.三浦陽子先生

私は、相模原病院で8年間勤務し、アレルギー疾患の診療と臨床研究に携わらせていただきました。初めは、アレルギー分野をしっかりと学びたいと考え、レジデントとして3年間の予定で入職しました。しかし、アレルギー診療の奥深さに惹かれ、加えて臨床研究の面白さを知り、気づけば8年間にわたって在籍することになりました。
より専門的に学びたいという気持ちが強くなり、在籍中に順天堂大学の連携大学院へ進学し、博士号を取得させていただきました。臨床研究に関しては相模原病院のデータをまとめることから始めて、経験豊富な先生方から丁寧なご指導をいただきながら、少しずつ論文作成やデータ解析を学びました。その結果として、原著論文2本、総説論文3本の英語論文を執筆させていただきました。また、国際的なアレルギー学会での発表の機会にも恵まれました。ヨーロッパやアジアの学会に参加し、世界のアレルギーに関して学ぶ経験は、達成感につながる貴重な体験でした。もともと英語には苦手意識がありましたが、触れる機会も多く、少しずつ抵抗感がなくなっていきました。
また、多施設共同の臨床研究にも関わらせていただきました。プロトコール作成からデータ収集、解析などの過程を経験し、臨床現場から新たなエビデンスが生まれていくプロセスを体感することができました。相模原病院の魅力は、教育体制がしっかりしており、指導医の先生方が丁寧に教えてくださる環境があることです。一人で悩むことはなく、診療に対してもフィードバックをいただけること、わからないことを気軽に相談できる雰囲気があります。また、全国から集まるレジデントの先生方との出会いも大きな財産でした。異なるバックグラウンドをもつ同期と切磋琢磨し、互いに励まし合いながら過ごした時間は、医師としてだけでなく、人としての成長にもつながりました。
私は在籍中に2度の出産・育児を経験しましたが、職場の皆さんの理解とサポートのおかげで、子育てと仕事を無理なく続けることができました。業務の調整や勤務体制の配慮など、女性医師として働き続けることができる環境が整っており、人生の大きな節目を迎える中でも安心して職務に向き合えたことに、心から感謝しています。
現在は地域のクリニックを立ち上げ、日々の診療に携わっていますが、相模原病院での経験は、私の医師としての軸になっています。患者さんの声に丁寧に耳を傾けること、エビデンスに基づいた診療を実践すること、チーム医療を大切にすること、すべてが相模原病院で培った姿勢です。相模原病院小児科で過ごせたことは、私の人生の財産です。これからも、相模原病院で得た知識と想いを大事に、地域に根ざした医療に貢献していきたいと考えています。本当にありがとうございました。
2.水戸守真寿先生
私は2018年4月~2021年3月、医師7年目~9年目の期間、レジデントとして学んでおりました。初期・後期研修は医局に属さず市中病院で研修を受け、後期研修医の頃にアレルギー領域に興味を抱き、研修できる専門施設を探しておりました。
最終的に相模原病院小児科を選んだ理由としては主に2つあります。
1つ目は、レジデントでも前向き研究に携わることができることです。見学の際にレジデントの先輩が前向き研究の提案をされている姿をみて、私もそうなりたいと感じたことを覚えております。
2つ目は、アレルギー診療のみを行っているわけではないことです。相模原病院は市中病院であり、一般入院の病棟管理や新生児対応、二次救急などアレルギー以外の診療も行っております。私は研修期間中にサブスペシャリティ領域のみに従事するのではなく、一般小児科医としても引き続き働きたいと考えていたため、アレルギー領域では日本有数の実績を有し、尚且つ一般診療もしている相模原病院小児科は魅力的な研修施設でした。
3年間の研修では、思い描いていた以上の研修と経験を積むことができました。2年目から定期外来を1枠担当し、経口免疫療法のマネジメントも担当させていただきました。その経験により1年目の負荷試験や経口免疫療法導入入院担当のみをしていた頃と比較し、より深くアレルギー診療が身につきました。また前向き研究として、見学の際に先輩が提案されていた研究を引き継がせていただき、自身でも2つ前向き研究を立ち上げさせていただきました。さらに、Pediatric Allergy and Immunologyに2本の英文論文(Letter)を発表させていただくなど、充実した研修を受けることができました。
研修を振り返った際に最もよかったと感じた点は、上級の先生方の指導の手厚さです。レジデントごとに常勤医師が直属の指導医として付いてくださり、指導医以外の先生方も分からないことがあれば親身に教えてくださりました。前向き研究の立ち上げや学会発表・論文発表では柳田先生、佐藤先生、海老澤先生にも幾度となく直接ご指導いただきました。
3年間の研修を終え卒業した現在は、アレルギー専門医を取得し、父のクリニックを手伝う傍ら非常勤医師として市中病院のアレルギー外来を担当し、地域のアレルギー診療に尽力しております。
アレルギー領域にご興味をお持ちの先生は是非、相模原病院小児科での研修をご検討下さい。この研修体験記がご参考になりましたら幸いです。
3.久保田慧先生

福岡県春日市でくぼたこどもアレルギークリニックを開業しております、久保田 慧と申します。2012年に福岡大学医学部を卒業し、臨床研修終了後に同大学の小児科に入局しました。アレルギー専門医を取得後の2020年から2年間、国立病院機構相模原病院小児科(以下、相模原病院)へ国内留学させて頂きました。
当時、レジデント1人あたりアレルギー外来の新患を年100名程度、食物経口負荷試験を年200名程度担当させて頂きました(コロナ禍で平年よりも担当できる患者さんは少なかったと聞いています)。いつでも指導医に相談できる体制が完備されていた点と、軽症〜重症例まで幅広い臨床経験を積むことができた点は印象的でした。また海老澤先生をはじめ、数多くの御高名な先生方の外来を見学する機会があることも他施設にはない魅力だと思います。指導医の先生方の丁寧かつ徹底的な御指導のおかげで、国内外の学会発表を行う機会にも恵まれ、優秀演題賞やTravel Grantを受賞させて頂きました。最終的には筆頭著者として計3本の英文論文を発表でき、そのうち1本は2023年にヨーロッパの主要アレルギー学会誌Pediatric Allergy and Immunologyで発表された論文の中で、最も引用された論文TOP10に選んで頂くことができました。これらの業績をもとに、福岡大学へ帰学後に学位を取得することもできました。さらに相模原病院留学前の自分では考えられなかった全国規模のアレルギーセミナーでチューターを務める機会も頂きました。
相模原病院での研修は決して楽なものではありませんでしたが、臨床や研究に夢中になって必死に取り組めたことを誇りに思っています。「あの日々がなければ、今はない」と言えるだけの良い経験ができました。
アレルギー研修を考えて、相模原病院のホームページを開き、この文章を読んでいる方は、まずは見学からでもいいと思います。相模原病院でのアレルギー研修を検討されてみてはいかがでしょうか。