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薬剤部

薬剤部のご案内

薬剤部では、くすりの調剤・調製だけではなく、入院患者さんへのくすりの飲み方・使い方の説明や副作用のチェック、持参薬の確認、外来化学療法への参加、副作用・相互作用に関する情報の収集や提供など、様々な業務を行っています。
また、大学から学生の実務実習を受け入れ、将来薬剤師となる学生の教育もおこなっています。



薬剤部の基本方針

◆薬物治療をとおして高度で先駆的な医療への貢献
◆薬薬連携の推進による地域医療への貢献
◆明日を担う優れた薬剤師の教育・育成

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地域医療連携の推進

薬剤委員会で承認された医薬品(内用・外用・自己注射)および、採用医薬品、その他の連携情報に関する事項について掲載しています。

院外処方せんの問合わせについて
薬剤管理依頼書の運用
薬剤委員会報告
◆採用医薬品
  ・院内採用医薬品【薬効順】
  ・院内採用医薬品【五十音順】
手術・検査前の中止薬
服薬情報提供書
外来がん薬物療法連携
「さがみサクラねっと」による連携

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薬学実習生の受入れについて

薬剤部では、明日を担う優れた薬剤師の教育・育成のために、薬学生の実習を積極的に受け入れています。

薬学実習体制

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薬剤部業務

薬剤師25名(薬剤部長1名,副薬剤部長1名,主任薬剤師7名,薬物療法担当主任1名)、薬剤助手2名
上記以外に育休等取得中4名(2022年5月時点)


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1.調剤・注射払出業務

薬剤師は医師からの処方内容について処方せん記載事項(薬品名、用法用量、相互作用、配合禁忌等)を確認し、処方内容に不明な点があれば医師に確認したうえで調剤します(実施可能な範囲におけるタスク・シフト シェアの推進として、薬剤師による代行入力も行っています)。調剤終了後は最終監査を行い、複数の薬剤師 がチェックすることで、適正な調剤を行うことに努めています。

〈2021年度実績〉
外来処方箋枚数:約300枚/日、入院処方箋枚数:約 150 枚/日、院外処方箋発行率:93.0%
外来注射箋枚数:約80枚/日、入院注射箋枚数:約1000枚/日

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2.製剤業務

一般製剤室では、院内製剤の調製及び予製を行っています。院内製剤とは診断・治療において臨床上必要とされる薬剤が市販されていない、または市販医薬品とは異なる剤形が必要な場合などに薬剤師が調製するものです。当院ではアレルギー患者の診断や治療に使うアレルゲンエキスの無菌調製をはじめとして、約40種類の調製を行っております。

〈2021年度実績〉
無菌製剤:1200件、その他:1000件

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3.医薬品管理業務

採用医薬品等について、適正に使用されるための購入管理、在庫管理、供給管理、品質管理を行っています。保管については、医薬品ごとに適切な保管管理に努め、法的規制のある特殊な医薬品も厳重に管理しています。また、他部署で保管されている医薬品についても病棟薬剤師等と協働して定期的にチェックを行っています。

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4.医薬品情報管理業務

医薬品情報管理室では、薬物療法を適正に行うために必要な医薬品に関する情報を管理しています。医薬品情報を収集・整理・管理し、収集情報は病院内LANシステム等により関連部署に情報提供すると共に、 医療従事者からの問い合わせには対する回答、電子カルテのオーダーマスタ管理なども行っています。また、院内で発生した副作用等の情報を収集し、PMDA(医薬品医療機器総合機構)に報告しています。

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5.病棟支援業務

病棟薬剤師を配置し、病棟薬剤業務実施加算1を算定しています。病棟では入院時の持参薬確認、医師と協働による薬物療法支援、カンファレンス及び回診への参加を通し、多職種チームによる患者さんへの医療提供を支援しています。
入院患者さんに対しては薬剤管理指導(服薬指導)、医師・看護師等へは服薬指導情報・医薬品適正使用情報の提供を行っています

〈2021年度実績〉
薬剤管理指導:約15400件、退院時薬剤情報管理指導:約4500件

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6.入院案内センター業務

入院案内センターには薬剤師が常駐し、入院予定患者さんに現在服用中の薬剤、アレルギー・副作用歴、市販薬・サプリメント等の使用状況、服用状況や保管管理状況を確認し、電子カルテに情報登録を行っています。また、手術・検査予定患者さんには事前に中止すべき医薬品を確認し,必要に応じて説明を行っています。

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7.外来治療センター業務

外来治療センターにはがん薬物療法に精通した薬剤師が常駐し、医師・看護師と共に安全で効果的ながん薬物療法の実施に努めています。薬剤師は、治療を行う患者さんに対して面談を行い、治療内容の説明(治療スケジュールや注意すべき副作用とその発現時期や対応方法など)や、治療に伴う副作用のモニタリング、副作用に応じた適切な薬剤の提案などを行っています。また、院外の保険薬局とも情報共有し、連携を図ることで、より質の高い外来がん治療を提供できるよう務めています。

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8.治験業務

治験主任を専従で配置し、他1名の薬剤師も治験薬管理や治験事務局業務に携わっています。また薬剤部長は受託研究審査委員会(IRB)委員と治験事務局長、副薬剤部長は治験薬管理者として治験業務に携わっています。
新規治験開始前には薬剤部内で勉強会を開催し、治験薬の調剤や夜間休日の併用禁止薬の問い合わせ等に薬剤部員全員で携わっており、新薬開発に取り組んでいます。
・治験管理室ホームページ
https://sagamihara.hosp.go.jp/chiken/index.html

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9.薬剤部内の業務班

上記業務以外にも、薬剤部の業務を円滑に行うために部内チームの活動も推進しています。

◇セントラル業務班(インシデント、ヒヤリハット等の対策)
◇プレアボイド・副作用報告班

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チーム医療


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栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)

NSTは、入院患者さんにおける低栄養等の栄養状態を改善することを目標として活動しています。構成メンバーは統括診療部長、外科医師、歯科医師、リハビリテーション科医師、看護師、薬剤師、栄養士、作業療法士、言語聴覚士です。週1回、カンファレンスと回診を行っており、主治医等と患者さんの情報を共有し、介入患者さんに最適な栄養管理法を検討します。他にも医療スタッフの栄養に関する教育を目的とした院内講習会を開催しています。薬剤師は、栄養剤(内用・注射医薬品)の投与設計(種類や投与量等)及び常用薬の内容を確認し、状況に応じた薬の中止・変更・追加を提案します。

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感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)

ICTは、院内感染をはじめとするさまざまな感染症から患者・家族、職員の安全を守るため院内の感染対策を行っているチームです。構成メンバーはアレルギー科医師、呼吸器内科医師、外科医師、救急科医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務です。週1回、カンファレンスを行い、適宜回診等の活動を行っています。薬剤師は、薬の専門家として消毒薬の適正使用や管理に携わっています。新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、アルコールなどの消毒薬の重要性が一般にも周知されてきましたが、手術や処置における感染症予防として消毒薬の適正使用も重要です。また、新型コロナウイルス感染症の対応に当たっては、医師と協力をしながら、最新の情報を元に、院内における治療レジメンの作成・更新を行っています。

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抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team :AST)

ASTは、抗菌薬による感染症治療の効果向上、副作用防止、耐性菌出現のリスク軽減を目的として活動するチームです。構成メンバーはアレルギー科医師、呼吸器内科医師、外科医師、救急科医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務です。週1回、カンファレンスを行い、適宜回診等の活動を行っています。当院は感染症専門医がおらず、チームに所属する医師も診療等と兼任となっているため、薬剤師が専従として院内における抗菌薬適正使用の支援を中心に行っています。患者さんの抗菌薬適正使用の支援は、主治医・病棟薬剤師・細菌検査技師等と連携し行っています。また、院内の抗菌薬管理として、診療科と連携して、感染症に対するクリニカルパスの作成や、採用抗菌薬や抗菌薬を含むクリニカルパスの見直しを行っています。その他に、感染対策向上加算1の施設として、連携施設における抗菌薬適正使用に関する相談対応や取り組みのサポートも行っています。

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緩和ケアチーム(Palliative Care Team:PCT)

PCTはがん患者さん等の苦痛を緩和し、患者さんとその家族の精神面でのフォローを含めて、サポートを行っています。構成メンバーは、麻酔科医師、精神科医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床心理士、メディカルソーシャルワーカーです。活動は、毎週1回の回診を行い、カンファレンスを行っています。また、講演会の企画開催、院内の研修会の講師としての教育活動も行っています。薬剤師は、疼痛だけでなく症状緩和に使用する薬について他職種への情報提供、患者・家族への服薬指導などを行っています。

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認知症ケアチーム(Dementia care team:DCT)

認知症による行動・心理症状(Behavioral and Psychological Symptom of Dementia :BPSD)の悪化やせん妄と呼ばれる意識障害への対応を中心に、認知症患者さんを総合的にサポートしています。構成メンバーは精神科医師、看護師、薬剤師です。週 1 回の回診とカンファレンスに加え、院内学習会等を行っています。 薬剤師は、 BPSD やせん妄の症状に対する薬物治療の提案を行うとともに、これらの症状を悪化させる可能性がある薬を服用している場合には、必要に応じて中止・減量・変更を提案しています。

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排尿ケアチーム(Urination Care Team:UCT)

入院中に生じた排尿自立障害に対して、下部尿路機能回復のために必要な包括的排尿ケアを院内横断的に行っていくチームです。構成メンバーは泌尿器科医師、看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士です。週1回、回診とカンファレンスを行っています。薬剤師は排尿困難等のリスクのある薬のスクリーニング、排尿困難や尿路感染症における治療薬の提案等を行っています。

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心臓リハビリテーションチーム(Cardiac Rihabilitation Team:CET)

主に、心疾患をもつ患者さんの早期社会復帰や病気の再発および悪化を予防するために活動しています。構成メンバーは循環器医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士です。週1回、カンファレンスを行っています。薬剤師は、服薬コンプライアンスやアドヒアランス改善のために、患者さんに聞き取りを行い、服用上の問題点等を確認します。問題点があれば多職種で話し合い、患者さんとその家族が安心して服薬できるようフォローしていきます。

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褥瘡管理チーム(Pressure injury Care Team:PUT)

入院中の褥瘡の発生防止と入院時に持ち込まれた褥瘡の早期改善を目的に、NST(栄養サポートチーム)や関係する部門と協働しながら活動しています。構成メンバーは皮膚科医師、形成外科医師、看護師、薬剤師、栄養士、作業療法士です。週1回カンファレンスを行い、隔週で回診を行っています。薬剤師は、褥瘡を発生するリスクの高い医薬品の選出、褥瘡患者さんにより適した治療薬の提案、さらにチーム内勉強会を行っています。

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